投資信託の選び方を「マーケット・アナライズplus+」という番組で勉強しました

みなさん。こんにちは。now3のアドレスでブログを更新している大東市の税理士・社労士の今西 学です。

現在、近づく老後に備えて、401KやNISAを使いつつ一部金融資産を運用しているのですが、その情報収集として参考にしているテレビ番組に、BS12で放映されている「マーケット・アナライズplus+」という番組があります。(毎週土曜日13時から。BS12で番組見るのはほぼこれだけです。あとパリーグのプロ野球を放送しているときがあるので、たまに見るかな?)

前回のこの番組での放送で投資信託について解説されている部分があり、新しい発見があったので、述べてみたいと思います。

1.マーケット・アナライズplus+をなぜ参考にしているか?

この番組の出演者のレギュラー解説者が岡崎 良介氏と鈴木 一之氏です。このお二人が書かれた「超円安時代に稼ぐ投資術」という4年ぐらい前に出た本が当時の私にとってすごく勉強になりました。その本の巻末にこれから成長が期待される銘柄が30社紹介がされていまいた。そのうち自分が気になるいくつかの会社に投資したら、その後それらの企業が成長し、株価も結構順調に上昇しています。そんなことがあったことから、この二人の解説は自分にとって信頼出来る気がして、このテレビ番組も見ています。


(今となってはこの書籍は少し前の情報になるのでご注意を)

この書籍では、自動車や鉄鋼など為替や景気に連動して上げ下げを繰り返す株式ではなく、比較的新しい会社で今後右肩上がりにシェアを広げている会社を見つけて長期的に株式保有していこうという考え方です。

なお人の勧める個別株式を買うのは失敗の原因と考える方もおられるかもしれません。ただ個別株式を買う場合も、運用者の力量が問われるアクティブ型投資信託を買う場合も、銘柄・商品の選択肢が現在ではかなり多くなってしまっています。よって誰か自分なりに信用出来る人の情報をまずは取得し、その情報をまずはベースにして、その中から自分で投資する個別株式や投資信託を選ぶ方法もありだと私は思います。

あと、この番組の進行役の女性アナウンサーが元日本テレビアナウンサーの松尾英里子さんなのですが、結構個人的に好きです。(まったく投資には関係ありませんが・・・)

2.投資信託でインデックス型投信を選ぶかアクティブ投信を選ぶか

以前のブログ記事にも書きましたが、投資信託を購入するにあたっては、機械的に日経平均、ニューヨークダウのような指数に連動したインデックス型投資信託を購入するか、運用者の目利きでいい会社に選択して投資するアクティブ型投資信託を選ぶか、まず決めないといけないポイントです。

前回のこの番組の放送では、投資信託の動向についての解説があり、

・日本株の投資信託については、インデックス投信を上回るアクティブ投信が結構存在している。

・世界の不動産に投資するREIT(不動産投資信託)では、インデックス型投信を上回るアクティブ投信はなく、インデックス型投資信託を選択すべき。

・世界の株式に投資する投資信託でもほぼ上記世界のREITに投資するのと同じ状況でインデックス投資信託に勝る投資信託は少ない(世界株式に投資する投資信託については、ラッセル・インベストメント外国株式ファンドがここ最近のパフォーマンスがインデックス投信を上回っている。)

とのことでした。

この説明は、従来からの私の考えに近い結果で、日本株については、残念ながら日本の企業全体が今後右肩上がりに成長していくのは難しいことから、成長していく銘柄を選択して投資していくことが重要であると思います。よって日本株の投資信託なら優良なアクティブ投資信託を探して投資するのが好ましいと思います。

一方、世界経済全体ではまだ右肩上がりに成長していくと想定されるので、運用者への報酬等のため手数料の高いアクティブ型投資信託より、コストの低いインデックス型投信を購入し、長期的に保有するという考え方が好ましいのではと思います。

3.新興国株式に投資する投資信託について

新興国株式は、変動が大きいので、短期的には損をすることがあるかもしれませんが、長期的には右肩上がりに成長し、株価も右肩上がりであがっていく可能性が高いと言えましょう。

こういった国の株式を直接買うのは難しいため、投資信託を利用して投資する必要があります。ただどうしてもこういった新興国株式の投資信託には、現在時価総額の大きい、中国や韓国の株式が一定割合入って来るケースが多いです。私自身は、どうも中国・韓国・台湾等の国への投資が、成長国への投資という感じがしなかったので、今まで新興国株式の投資信託には投資してきませんでした。

今回の番組では、労働力人口が増える新興国株式に限定して投資するピクテ投信の「iTrust新興国株式」という投資信託の紹介がありました。(愛称「働きざかり」)

労働力人口が増えていく国は、単純に考えると、その分生産力が拡大するので、経済が成長し、株価も上がっていく可能性が高いと言われています。その考えをベースとして運用する珍しい投資信託のようです。

この投資信託のコンセプトにある投資国としてあがっているのが、資源国でもあるインド、南アフリカ、メキシコ、ブラジル、マレーシアなどです。このあたりなら、将来的な成長国への投資という感じがします。

ノーロードなので、購入時に手数料を払う必要がなく、また信託報酬 (税込)も年率1.167%程度とあるのでそれほどこうした新興国株式投資信託の中では高くないのも長期投資するにはいいと思います。(通常は保有しているだけで投資信託の運用会社に支払う年間の信託報酬が、この種の新興国株式投資信託では1.8%程度あると番組で解説されていました)

この投資信託なら個人的には新興国株式への投資手段として考えてみたいです。折しもインド株式の指数は、史上最高値を更新しているようですね。

ただ最近出来たばかりの投資信託なので、一定程度どんな運用成績をあげるか様子を見た方がいいかもしれません。

 

以上、前回のマーケット・アナライズplus+の放送内容でした。次回の放送が始まる次の土曜日13:00までは、番組サイトで見逃し配信しているようです。投資信託の話は、18分過ぎから約13分間です。

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今西 学

今西 学

大阪の大東市(最寄駅:JR学研都市線の住道駅)で税理士事務所を開業中。(ホームページはこちら) このブログでは、税金・年金・お金の運用など日々の業務で気づいたことや、幼少の頃身体が弱かったことから常に健康で生きていきたいという思いで日々取りくんでいること等を記事にしています。 詳しくはこちら