みなさん。こんにちは。now3のアドレスでブログを更新している大東市の税理士・社労士の今西 学です。
先日、開業以来、約8年使った複合機Brother製のMFC-8380DNを買い換えました。買い換えたのも同じBrother製のMFC-L5755DWという製品です。
購入時の価格は買い換え前の製品も買い換え後の製品も数万円の製品で、どちらもA4サイズまでしかコピーやプリントアウト出来ない複合機です。よって、業務用の大型複写機とは全く異なるものです。
また、白黒レーザープリンタなので、カラーは出力出来ません。それでも省スペースで済むのが最大の魅力ですし、以下に記すように私なりの使い方では充分に機能を果たしてくれています。
1.モノクロレーザー複合機の業務での使い方
私が使っているBrother製の複合機は、コピー、スキャナー、FAX、プリンタ-の機能がついています。そのうち、実際に私が毎日業務で使用したのは、FAXの機能とプリンターの機能でした。
ただメールを使うのが業務上は多いので、FAXはもっぱら必要最低限しか利用しておらず、実際はプリンタ利用がメインでした。
なぜ、コピー機を日々使わないかというと、会計ソフト等のパソコン用ソフトやWebサイトから、必要な書類は電子データで保存することにしたうえで、必要に応じてプリントアウトするのが基本的な業務の流れとしているからです。
紙で預かった書類も、コピーして紙で保存するのではなく、すべてスキャナでパソコンに取り込んで電子データにして、必要に応じてプリンタで、プリントアウトしています。よって、コピー機能はあまり使いません。
プリントアウトするときは、複合機がモロクロレーザーなので、白黒になります。業務上エクセルのグラフ等どうしてもカラーでプリントアウトしたいときは、家庭用のカラーインクジェットプリンタを購入して使っています。
(上記リンクの一世代前のbrother A4インクジェット複合機を使用中)
ただ、私の業務の現状では、プリントアウトする用途の95%以上は、モノクロで事足りていたので、それほど不便を感じません。
約8年前にモノクロレーザー複合機を初めて購入したとき、カラーレーザー複合機も検討しました。が、本体価格も維持費も割高で、またスペースもとるためモノクロにしたのですが、その決断について後日後悔することはなかったです。
複合機なので、本当は、スキャナとして使えればよりコストパフォーマンスはあがるのですが、読み込み速度、取り込みの正確さ等が残念ながら今ひとつでした。
よって机の端に置くことの出来るキャノン製の専用スキャナー(約4万円程度でほぼ同時期に購入)を使っており、複合機のスキャナとしての機能はあまり活用していません。
このキヤノン製のスキャナーと先ほどのカラーインクジェットプリンタ(約1万数千円程度)のサポートはありましたが、この8年間、このモノクロレーザー複合機を使っていて大きく困ることはありませんでした。
なお、FAXの受信は、送信側がA3サイズで送っても、自動的にA4で受信されるため、A4サイズしか扱えなくても困ったことはありませんでした。
2.維持費が低コストであることもメリットです
このBrother製の買い換え前の製品MFC-8380DNは、A4印刷で約8000枚使える交換用のトナーの価格が約1万5千円弱で、ほぼ半年に一度ぐらいの交換で済んでいました。
そして、一年半から二年に一度程度でしたが、トナーとは別にA4印刷で約25,000枚ごとにドラムの交換(約25,000枚印刷ごと)が必要でしたが、その価格も1万数千円程度でした。
また、本体の価格自体がそれほど高価でないこともあり、メーカー保証期間の1年を過ぎたあとのトラブルはその時考えるというスタンスでいました。よって保守契約なども締結しなかったので、毎月の保守料の支出もありませんでした。
それでも、約8年間、ほぼ毎日稼働させたのに、一度も故障することなく、動き続けてくれました。よって、保守契約をつけなくても、何の問題もありませんでした。あくまで今回だけの結果論であるかもしれませんが・・・。
3.複合機の機能が追いつかず困ったときの対応について
ただ、このBrotherのモノクロレーザー複合機では、業務上、効率的でなかった面、また対応しにくかった面もありました。いずれも致命的なことではないのですが、三点ほどあります。
一つは、この複合機で受信したFAXをパソコンに取り込もうとしたときに、少し反応が悪いときがありました。原因は接続しているパソコンとの相性なのか、あるいはBrother複合機に付随している同社製のソフトのFAX受信機能がうまく働かないのか、最後までよくわかりませんでした。
二つ目は、コピーの品質が業務で使うには今ひとつであったことです。先に述べたとおり、スキャナに取り込んでプリントアウトするのが私の業務の基本であります。ただ免許証や、マイナンバーカード、領収書のコピーなど何度かコピー機能を使うときがありました。
もともとモノクロレーザーなので、カラーで出力出来ないのは当然としても、コピーの記録の解像度が余り高くなく(最高1,200×600dpi)、あきらかにコンビニ等にある複写機などと比べると品質が悪いコピーになっていました。
もちろん、通常使う分には問題ないのですが、領収書の薄い印字などをコピーするときは、コピーされた複写の紙では見えにくくなったりしました。
最後の三つ目は、相続税業務で法務局から取り寄せた公図、地積測量図などはA3サイズであったことから、控えをとろうと思っても、複合機はA4までのサイズ対応ゆえ、A4への縮小コピーさえ出来なかったことです。
別途保有しているスキャナもA4サイズまでの対応の製品であることから、事務所にある備品では、控えをとることが出来ません。
そんなときは、コンビニにある複写機まで足を運び、A3からA4への縮小コピーをかけたうえで、スキャナーで取り込んでいました。1年に2~3回程度でしたがそういうこともありました。
4.スモールビジネスではこのレベルの機能で充分では?
以上、みてきたように、いくつかの機能に物足りない点は確かにあるのですが、それでもそのコスト面・省スペースというメリットを考えると、モノクロレーザー複合機の選択は自分のビジネスにとっては正解だったと思っています。
税理士事務所として開業したら、業務用複合機の会社から営業の電話や突然の訪問があったりもしました。こういった会社を通して業務用複合機をリースすると、確かに製品の質は高いのでしょうが、その分リース総額が、少なくとも数十万円になったり、別途保守料がかかったりするのが一般的でしょう。
ただ、ひとり税理士事務所やスモールビジネスでは、このBrother製の機能のモノクロレーザー複合機で全然問題ないかと思います。私は充分満足していますし、今回投資した数万円を有効活用出来るようしていければと思っています。
なお、新しく今回買い換えで購入したBrother製のMFC-L5755DWについて、買い換え前のMFC-8380DNと比較して善くなった点等使い勝手について、次回の記事で書いてみたいと思います。
(編集後記)
古い複合機MFC-8380DNは、今回廃棄することにしました。開業から8年間故障なく動いてくれたので、少しお別れは寂しい気も。でも、こういった電化製品はいつか買い換える運命です。”ありがとう”と感謝したうえでお別れしました。
今西 学
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