みなさん。こんにちは。now3のアドレスでブログを更新している大東市の税理士・社労士の今西 学です。
前回のブログで、私自身の401Kの過去の経緯とそのときどのように考えて投資していたかをお知らせしました。
今回のブログでは、現在どのような考え方で、401Kの投資商品を選び、投資しているのかをお伝えしたいと思います。
1.全体の運用資産の一部として401Kの運用を考える。
山﨑元氏が著作などでも述べておられるし、こちらのサイトでも書かれていますが【確定拠出年金は、自分の運用全体の「一部」として扱う】ということが大事だと気づきました。
私自身は、公務員時代に蓄積した資産と、父親から相続した資産も含めて、預貯金とは別に、日本の個別株式に投資しています。
平成26年からはじまったNISAでも個別株式を購入したりしていますし、考えてみれば、運用資産として投資しているのは、投資信託も含めて日本株式が8割程度で、あとは日本のREIT(不動産投資信託)が1割、残り1割が外国株式の投資信託・外国債券の投資信託というところです。(なお私は実物不動産は保有していません。住居もずっと賃貸です。)
こう考えると、私自身、401kでも日本株式関連の投資信託を購入すると、日本株式の運用がさらに増え、全体の資産のバランスで日本株式により偏ってしまうことに気づきました。よって、私は日本株式への投資は401Kではしないこととしました。
私自身は、日本株でしたが、もし自分で運用資産として外貨預金をかなりされている方なら、バランスを考慮して、401Kでは、日本の株式や不動産投資信託を購入されることもいいと思います。
要は、401Kだけでなく、自分の運用資産全体でのバランスを考える必要があると思います。そして、あまり投資の経験のない人は、401Kで前回のブログで述べた日本株、日本債券、外国株式、外国債券のそれぞれの投資信託に1/4ずつバランスをとって投資していくのも一つの方法かもしれません。(はじめからバランス型としてパッケージされている投資信託もあるので、それに投資するのもいいかもしれません。)
2.現在は(日本以外の)先進国株式の投資信託に全額投資しています。
私自身も日本株への投資が既に多いなら、日本株を外して日本の債券、外国株式、外国債券に1/3ずつバランスよく投資していく方法も考えられるのですが、今はそういう運用をせず、外国株式の投資信託を中心に運用しています。
現在では、SBI証券で、月額掛金35,00円を「EXE-i グローバル中小型株式ファンド」「EXE-i 先進国株式ファンド」に半分ずつ拠出しています。
この二つの商品は運用会社に支払わないといけない比較的信託報酬が安いのですが、それだけで選んでいるわけではありません。
401Kは、長期の運用になるので、短期的には値下がりしたとしても、長期的に右肩上がりの資産に投資すべきではと考えているからです。そうすると、やはり先進国、特にアメリカ株式は、今までも右肩上がりで上がってきてますし、これからも長期的には右肩上がりに上がっていくのではと思うのです。
好き嫌いは別にして、アメリカの経済は世界を引っ張っているし、世界的企業も多くあります。また移民の受け入れが多いことも影響しているのでしょうか、日本と違い、人口もこれからまだ増加していくようです。よって、私が選んでいるのは、米国株に半分以上投資している上記の投資信託を401Kで購入しています。
他の候補として、新興株式に投資する投資信託も考えたことがあります。インドやベトナムなどは、短期的な値動きは激しいですが、将来、右肩上がりに成長してくのは間違いないですし、一つの選択肢になりうると思います。(特に年齢の若い方は)
ただ、新興国株式に投資する投資信託には、中国がかなりの割合を占めている投資信託も多いです。SBI証券の商品もそのようです。私自身は、中国もまだまだ右肩上がりに伸びていくとは思うのですが、どこか不安定さを感じて投資に踏み切れません。401Kでインドやベトナムなどにターゲットを絞った商品が出てきたら、今後は検討するかもしれませんが。
3.日本債券・外国債券に投資するファンドについて
日本債券・外国債券に投資する投資信託については、世界的に低金利で、価格が上がりきっている気もしているので、現在は投資していません。
日本債券に対する投資信託は、今では金利もつかないですし、後は価格が下落するリスクがあります。
また米国債券等に投資する外国債券への投資信託なら、金利は日本より高いです。例えば米国の10年国債なら2%台の利回りで現時点で運用できますし、特に米国債は信用度も一番高いですので、投資対象にはなり得るので、そういった投資信託を検討するのも一つの考え方とは思います。
ただ、為替が年間でそれ以上(年間2%以上)変動するリスクがあるので、あえて為替リスクをとって、現時点で投資するのはためらわれます。つまり為替が円高になるリスクをふまえると、長期的に円建てで右肩上がりに推移するかというと、少し疑問に思えるのです。
以上、私なりの現在の401kでの運用の仕方を述べてきました。
参考までに初めに述べた山﨑元氏も、401Kは外国株式のインデックスの投資信託を勧めておられ、NISAで日本株式のインデックスの投資信託(ETF)を勧めておられます。NISAについては、若干私とは考え方が違うのですが、401Kについてはほぼ同じです。
みなさんのおかれた年齢や環境によって、401Kの運用の仕方はそれぞれになるかもしれませんが、少しでも参考にしていただけたらと思い、自分の考え方をまとめてみました。
最後に現在の私の401Kの投資ですが、今現在は、初期の投資分が値上がりして利益が出ています。
平成29年5月末時点
資産残高(時価)2,132,408円
拠出金累計 1,775,000円
損益 357,408円
(昨年の今頃はもっと少なかったです。)このままうまく運用できればいいのですが・・。
今西 学
最新記事 by 今西 学 (全て見る)
- 数万円で買えるBrotherのモノクロレーザー複合機を使用中。スモールビジネスに高価な複合機は不要では? - 2018年5月11日
- 携帯靴べらに鍵をセットすることで靴べらを使うことを習慣化できました。 - 2018年4月17日
- 『健康診断という「病」』という書籍で会社の定期健診の意味を改めて知る。 - 2018年4月12日