振込手数料削減のため住信SBIネット銀行に口座開設しています。

みなさん。こんにちは。now3のアドレスでブログを更新している大東市の税理士・社労士の今西 学です。

個人事業主・フリーランスの方は、事業用の口座を作り、個人の資金と明確に区分する方が、会計上はよいと思います。

私は「りそな銀行」と「近畿大阪銀行」に口座をつくりました。今でもその口座を活用していますが、振込手数料を削減したいという思いから加えて最近は住信SBIネット銀行にも事業用の口座を開きました。

1.開業当初の金融機関の選択

開業当初の金融機関は、入金口座と支払口座にわけ、入金いただく口座は利用者の多いであろう都市銀行に、出金口座は「都銀」にこだわらず「地銀」でもいいと思い、事務所から近くに支店がある「りそな銀行」を入金銀行とし、「近畿大阪銀行」を出金口座とし、口座を開設しました。
(入金口座と出金口座はわけるケースが多いですが、一度「どうしても分けないと問題があるのか」という質問をうけたので、よく考えてみると、どうしも分けないといけない理由もないような気がします。よって一つの口座で処理されてもいいと思います。)

事務所の近くに支店があるということが両銀行を選択した一つの理由ではありましたが、他にも銀行の支店はあった中で、両銀行を選んだのは、振込手数料が安価であるというのもポイントでした。

約2年前の平成27年4月5日まではグループ間の振込(りそな銀行と近畿大阪銀行との間での振込等)は無料であるし、他行への振込も金額にかかわらず100円(税込)でした。

振込手数料は、出来るだけ払いたくないのですが、1件100円なら払ってもいいかということで、主に支払口座である近畿大阪銀行から、あまり振込手数料を払うことに抵抗もなく、月に平均4~5件の振込を行っていました。

しかし、平成27年4月6日からりそな銀行も近畿大阪銀行も、手数料の料金が改定され、グループ間の振込は無料のままでしたが、他行への振込は金額にかかわらず216円となりました。変更前と比べて金額にしてわずか116円の負担なのですが、率にすると倍以上の値上げになり、振込手数料216円を支払う際に負担感を感じるようになりました。

2.住信SBIネット銀行での口座開設

そこでネットバンクなら、振込手数料が安くなるということで、どのネットバンクがいいのか検討した結果、住信SBIネット銀行を選び、口座を開設することにしました。

事業をしている私の目的は、預金利息等ではなく、振込手数料の削減がメインなので、振込手数料が無料になったり等のサービスが優れているところを探すと、候補として新生銀行と住信SBIネット銀行があがりました。どちらもランクにより無料になる回数が変わってくるのですが、私にとっては、預金残高をあまり大きくしなくともランクをあげられ、月7回程度振込手数料がかからないランクを達成できそうな住信SBIネット銀行を選択しました。ランクによる優遇の内容は、こちらのページです。

他にも「住友信託銀行」という歴史ある信託銀行が出資している安心感、SBI証券で口座を開設しているのでSBI証券と連携しているハイブリッド預金を開設しやすくランクアップがしやすかったこと、コンビニのATMやイオン出金で入金・出金がしやすいこと、等も住信SBIネット銀行への口座開設を後押ししました。

ランクの判定条件は、こちらのページに記載しています。私のランクは現在ランク3です。月末残高1,000円以上で、SBIのハイブリッド預金をし、外貨預金をしているのでで、ランク2となるのですが、なおかつ、SBIのレギュラーカードをつくったことで、1ランクアップになり、結局現在ランク3ということになっています。振込手数料は月7回無料で、無料の回数を超えると、一回あたり154円になります。

ただ、少し予想外の負担もありました。ランクアップのために、外貨預金をはじめたのは約2年前なのですが、当時は円安が進行していたので、今がチャンスとばかりに、日本円にして10万円分外貨で預け入れてみました。

が、その後どんどん円高になり、結局今は1万円ぐらい円換算額が減ってしまっています。通貨は、有事にも強いと言われるスイスフラン建ての外貨預金なのですが・・・。

ランクアップのためには外貨預金の預入額がいくら以上必要ということはなかったので、そんなに預けるのではなかったと少し後悔しています。あくまで結果論ですが・・・。

またランクアップのために作成した初年度年会費無料のSBIレギュラーカードについては、2年目以降は前年度年間10万円以上使えば、引き続き年会費無料になる決まりになっています。しかし、初年度にそのカードで、10万円は使ったつもりでいたのですが、ぎりぎり10万円に達していなかったみたいで、二年目は972円のクレジットカード年会費も徴収される負担が生じました。

それでも、月に千円分程度の振込手数料は毎月節約できているので、長期的には今回の負担を取り返せるはずです。

3.税理士報酬の振込手数料はお客様にご負担していただいています

振込手数料を差し引いて代金を振込する場合、振込手数料は売主(振込をしてもらえる方)が負担になります。

なぜこのような慣習があるのかというと、以前は材料等を納品した場合、仕入業者は後日、売上先に代金をもらいにいく慣習がありました。しかし、その慣習も少しずつ少なくなり、代わりに仕入業者は売上先である請求先に振込をお願いすることも多くなってきました。

その場合、(集金回収コストの代わりに、)振込手数料は仕入業者側が負担することになるので、代金を払う方は振込手数料を差し引くことで、負担がないようになっています。

よって、元々代金だけをお客様に回収にあがる慣習のない税理士業の顧問料は、(振込手数料を削減したいというお気持ちはわかりますが、)お客様に振込手数料負担をお願いしております。よろしくお願いいたします。

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今西 学

今西 学

大阪の大東市(最寄駅:JR学研都市線の住道駅)で税理士事務所を開業中。(ホームページはこちら) このブログでは、税金・年金・お金の運用など日々の業務で気づいたことや、幼少の頃身体が弱かったことから常に健康で生きていきたいという思いで日々取りくんでいること等を記事にしています。 詳しくはこちら