みなさん。こんにちは。now3のアドレスでブログを更新している大東市の税理士・社労士の今西 学です。
ゴールデンウィーク真っ只中、天気も気候もよく、私は特に予定はないのですが、気持ちよく過ごせています。
税理士・社労士事務所を開業している自営業なので、土日も仕事があれば働くこともありますし、逆に平日も時間があれば、街へ出かけることもあり、比較的暦にとらわれない日常をおくっています。ただ、やはり休日、特に長い連休は電話もかかてこないし、リラックスして過ごせる気がします。
1.独立開業後に増えた営業電話
税理士として独立開業したら、営業電話が結構かかってくるようになりました。近畿税理士会で近畿の税理士全員の氏名と住所、開業している事務所の電話番号も記載した税理士名簿を作成しており、各税理士にも1冊送られてきます。税理士関係者に対し営業したいと考えている業者がその名簿を入手すれば、電話番号も掲載されているので、それを利用して電話営業をかけることが出来るのだと思います。また自分の事務所のホームページを公開してからは、そのホームページを見て電話営業してくる会社もありました。
開業当初多かったものの一つが、先物取引やワンルームマンションの投資の話です。税理士といえば、皆すごく稼いでいるというイメージがあるのでしょう。「開業したばかりで投資するお金なんてない」と断っても、信じてくれず、しつように営業してくる会社もありました。
また、税理士事務所として事業拡大を勧める営業もかかってきました。これらの営業は、税理士業界を直接ターゲットにしている営業で、5年間リース契約によるホームページ制作や、顧客発掘の営業代行、業務用ソフトの案内、複合機のリース等もかかってきました。結構高額のものも多かったです。
2.営業電話への対応
当初、営業電話に対しても、丁寧に対応していました。相手に失礼があるのもよくないし、また10件に一つぐらいは、自分の仕事に役立つ電話もあるかもしれないと考えていたので、一応話を聞いてみようかなというのもありました。
それに、仕事で電話をかけてくる営業の担当者の気持ちを考えても、自分も組織の中で組織の命令をうけ仕事をしていたこともあり、あまり邪険にするのもつらいだろうなと思う気持ちがありました。
しかし、しばらくして、電話で営業の話をゆっくりと全部聞いてしまうと、かえって断りにくいということがわかってきました。営業担当者も時間をかけて説明したのなら、より逃したくないという気持ちは高まるだろうからです。断るなら、興味がないと感じた瞬間に、相手が話しを続けていようが「すいません。私は(私の事務所では)そのニーズを持っていません。これ以上聞いても、おたがい時間のむだですので」というニュアンスを伝えて、はっきりと断るようにするようにしました。(冷たく言って申し訳ないという気持ちもないことはないのですが・・・。でも自営業は自分のことは自分で守らないといけない面もあるので、やむを得ない対応だと考えています。)
ここで、諦めてくれたらいいのですが、「理由は?」「現状は?」みたいなことを尋ねてくる営業電話もあります。これも最初はある程度正直に説明していたのですが、最近はその対応もせず、「すいません。結構ですので。失礼します。」と言って、電話を切るようにしています。というのも理由や現状を聞かれたときに「長期間固定される契約は結びたくないから」「今は忙しい時期で考えられない」「資金的に高いので」というカタチで一般的な答えを伝えると、相手方はそれにうまく返答する対応を用意しており、その理由は乗り越えられる旨の流れになってしまうこともあったからです。
さらに、一番困るのは、何度断っても、かけてくる会社のケースです。商品先物会社などがそうでした。同じ人がかけてきたり、違う担当者がかけてきたり。はじめのころは、かけてくる度に電話で強く抗議していました。こちらの状況を何度も説明し、ご理解いただきたいとお伝えしたのに、なぜ何度もかけてくるのか、等。話しているうちにだんだん興奮してくる自分がいました。特に開業当初は貯金を取り崩して、必死に何とか事業を軌道にのせたいとがんばっていたので、税理士だからお金を持っていると無条件に思い込んでいる相手に無性に腹がたったものです。
ただ、開業1年後ぐらいに、固定電話にも相手方の電話番号が出るようにしたので、何度もかけてくる会社の電話は設定して着信拒否するようにしています。そのころから、順天堂大学の小林弘幸先生が書かれた著作を何冊か読み、「自律神経を乱さないように生活していくのが、自分のパフォーマンスをあげるために大切だ」ということを教えてもらいました。よって、何度も電話をかけてくる相手方に怒りをぶつけても、その怒りが自分の自律神経を乱れさせ、自分を疲れさせてしまうとなれば、結局自分が損することに気づいたからです。
大阪府の大東市で事業をしているので、東京「03」で始まる電話や、「0120」から始まる電話はほとんど営業の電話です。明確に断る、理由は伝えない、場合によっては着信拒否を使うをとりいれて、自分の自律神経の乱れを生じさせないように今後もしていきたいと思います。
今西 学
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