みなさん。こんにちは。now3のアドレスでブログを更新している大東市の税理士・社労士の今西 学です。
今回は、書店で見つけたホリエモン 堀江貴文氏著作の「むだ死にしない技術」を読んで、胃がんの原因といわれる「ピロリ菌」を保有しているかの検査を受けた出来事についてお伝えしたいと思います。ネットで申込し、郵送でキットが送られてきて、返送し、結果が帰ってくるというにもので、先日結果がかえってきました。
1.自営業になったら健康診断の受診は自分の責任・判断になります。
大学を卒業してから、43歳で独立開業するまで、市役所の事務職を、その後、会計事務所職員としていくつかの事務所に勤務いたしました。
市役所職員・会計事務所職員として組織に勤務しているときは、年に一回健康診断を職場を通して受けていました。これは、労働安全衛生法という法律で、事業者は、常時使用する労働者に対して1年以内ごとに1回、定期健康診断を実施することが義務づけられているから、職場を通して健康診断が実施されることになっているのです。
しかし、独立開業してからは、健康診断を受けるよう指示されることはなくなりました。もう少し正確にいうと、現在税理士事務所の所長として自営業をしていますから、大東市の国民健康保険に加入しています。その国民健康保険から、40歳以上75歳未満の人は特定健康診断の受診券が送られてきます。ただ、法律上は加入者本人に受診・利用を義務づけるものではありません。
また、特定健康診断は、内容が、内臓脂肪が蓄積することによる生活習慣病の予防が目的で、簡単な血液検査と必要に応じて心電図のみで、胸部X線検査などは含まれておりません。(協会けんぽに記載されているそれぞれの検査の比較表はこちら)
特定健診については、独立開業後、毎年受診するようにしていたのですが、それ以外の検査は受けていないので、胸部エックス線検査等のがん検診というのは、便潜血検査を何度か受けただけで、独立開業後、一度も病院でのがん検査は受けたことがありません。
人間ドックなどを、年齢的にも一度受けた方がよいと周りからも言われるのですが、どうしても受ける気持ちになりませんでした。その大きな理由が、胃がんの検査が、バリウムにしても胃カメラにしても苦しい旨体験者から聞くことが多く、出来れば避けたいという臆病な気持ちからでした。胃がん検査以外の検査なら受けてもいいと考えるのですが、どんな検査でも胃がんの検査はセットで入っているので、結局人間ドックなどは一度も受診していません。恥ずかしながら怖がりです。
2.ピロリ菌検査を受けてみようと思ったきっかけとその内容について
そんなとき、ホリエモンの書籍を読み、「胃がんの99%はピロリ菌が原因で、ピロリ菌がいるなら、早期に除去するべき」と書かれていました。将来、胃がんになれば、胃を切断するなどは非常につらいことですし、ピロリ菌の除菌だけはしておいた方がいいなと思い、とりあえずピロリ菌の有無の検査を受けることにしました。ホリエモンの書籍では、堀江氏が発起人の一人として設立された一般社団法人予防医療普及協会が紹介されており、その機関の検査を申込することにしました。ピロリ菌簡易キットは、3,980円。代金を払ってネットから申込すると、数日で検査キットが送られてきました。(他にもいろいろな検査機関が同様な検査をされているようです。)
検査方法は、尿を採取して指定の容器にいれ、そのまま送り返すだけでした。結果は、ピロリ菌がいれば「陽性」と判定され、ピロリ菌がいなければ「陰性」と判定され、郵送されてきます。
そしてもしピロリ菌がいる「陽性」と判定された場合、どこかの医院に行き、内視鏡検査を受け、正式にその医院にてピロリ菌がいると診断を受ければ、以後のピロリ菌除菌治療は、保険診療にて受けられるそうです。また内視鏡検査をせずにピロリ菌の除菌治療だけを受けることも出来るのですが、その倍は保険診療にならないそうで、治療費が3割負担ではなく10割負担になるので、どうしても割高になってしまいます。
3.検査結果とその後について
年齢が高いほど、具体的には衛生環境が悪いときに幼少期を送っているほどピロリ菌に感染している可能性が高く、60歳以上では80%がピロリ菌に感染しているという記事を見ました。私は現在50歳ですが、京都とはいえ、田舎で育ったので、おそらくピロリ菌をもっているだろう。と推定していました。もし陽性の場合は、あきらめて人生初の胃カメラを受けるのもやむなし、しっかりとこの際、ピロリ菌を除菌しようと考えていました。自営業は身体が資本だからです。
陽性・陰性の結果は検査キット返送後、二週間ぐらいで郵送されてきました。判定は予想に反して、なんと陰性。ピロリ菌はいなかったとのこと。その結果をみたとき、久し振りに税理士試験に受かったときのように一人でガッツポーズをしてしまいました。よかったです。ピロリ菌除菌治療を受けなくてよいことよりも、胃カメラを受けなくてすむことの方が嬉しかったというのが本当のところです。
大人になってピロリ菌に初感染することはないとの説があるので、とりあえず、しばらくは胃がん検診はいいのかなと。勝手に思っています。
そうそう、堀江氏の著作によると胃がん検診の受診率は、日本では10%前後とのこと。私みたいに正式な胃がん検診を受けていない人も多数おられるるということですね。思ったより受診率は低いのだと感じました。もし胃がん検診を受けておられない40歳以上の方がいたら、ピロリ菌検査だけでも受診してみてはいかがでしょうか?
今西 学
最新記事 by 今西 学 (全て見る)
- 数万円で買えるBrotherのモノクロレーザー複合機を使用中。スモールビジネスに高価な複合機は不要では? - 2018年5月11日
- 携帯靴べらに鍵をセットすることで靴べらを使うことを習慣化できました。 - 2018年4月17日
- 『健康診断という「病」』という書籍で会社の定期健診の意味を改めて知る。 - 2018年4月12日