1.メールソフトを変更しようとしたきっかけ
日経PC21の2017年4月号を読んでを読んで2017年1月にWindowsライブメールのサポートが終了したのを知りました。OSであるウインドウズvistaのサポート終了については最近よく目にしていまいたが、ライブメールもサポート終了とは。初耳でした。上記雑誌によるとサポート終了により、「今後、ライブメールのセキュリティ更新ファイルは新たに提供されなくなるので、セキュリティリスクが高まり、可能な限りパソコンの不正アクセスを防ぐためには他のメールソフトに乗り換える必要があるとのこと。」
セキュリティソフトを別途入れているので、ライブメールのままでも大丈夫かなとは思いましたが、個人情報を扱う仕事をしているので、念には念を入れて、メールソフトも変更することとしました。
2.メールソフトの選択 (Outlook か Thunderbird か)
上記雑誌では、マイクロソフトのOutlookへの乗り換えが一番の候補と記載されており、もしパソコンにOutlookがインストールされていない場合は、無料メールソフトのThunderbirdを使うことを検討されてもよい旨の記述がありました。
私のパソコンを確認してみると、今まで全く使ってはいませんでしたが、Outlookもインストールされていました。当初よりMicrosoft Office2013を導入していたので、当然といえば当然なのですが。
信用性は間違いないOutlookがあるのだから、Outlookに乗り換えるのが無難なのかなと思ったのですが、Windowsライブメールは、少し動作が重く感じる部分があったので、同じMicrosoft社のOutlookでは大きな操作性は代わらないかもしれない。それなら記載されていたThunderbirdというソフトはどうなのかなと、気になりました。調べてみると、Thunderbirdは動作が軽いソフトであるらしく、一層興味を引かれました。
もう少しネット検索して調べてみると、このThunderbirdというメールソフトに対しては評価の高いコメントも多く、具体的には
・ 迷惑メール対策に強い
・ Windowsライブメールからも比較的乗り換えがしやすい
・ 高速な検索が可能である
・ 使っている人が多いので、不明点等はネット検索すると疑問を解消するサイトが出てくる可能性が高い
等のメリットがわかりました。Outlookのブランドも捨てがたかったのですが、迷ったあげく今回はThunderbirdというメールソフトに乗り換えることにしました。
3.メールソフトの移行に取り組む
上記雑誌で引き継ぐ手続きを確認してから、取り組みました。以下、引き継ぐ作業の大まかな流れです。
(1)自分のメールアドレスのアカウント情報を、現在のメールソフトから調べたり、プロバイダ等から送られてきた情報をもとに把握する。
私は、2つのメールアドレスを使っているので、それぞれごとに把握を行いました。
Windowsライブメールからメールアカウントの情報をみるときに、昔入力したパスワードを調べないといけません。画面上では「●●●●●●」としか表示されなからです。今回は、上記雑誌にてPasswordEyeというフリーソフトがあることを知り、それを使うと、すぐにパスワードが見ることができ助かりました。PasswordEyeは評価も高いフリーソフトのようです。
(2)新しいメールメールソフトのインストール
Thunderbirdをダウンロードして、パソコンにインストールしました。
(3)新しいメールソフトの設定を行う
新しいメールソフト上で、(1)で控えた2つのメールアカウントにて送受信できるよう設定を行いました。
(4)過去のメールを移転する。
私の場合は、Gmailにメールを転送し、自動的にバックアップをとっているカタチになっているので、過去数ヶ月分等の大量のメールの移転ということはなく、今まで重要として保存しているメールのみ移転しました。それでも全部で千通ぐらいありましたが、Thunderbirdにアドオンをインストールする必要はありましたが、無事移転することが出来ました。
(5)アドレス帳の移転
アドレス帳の移転もライブメールのエクスポート機能でcsvファイルで取り出し、Thunderbirdのインポート機能を使って取り込みしましたが、トラブルなく完了しました。
ただ、私の場合は、ライブメールのアドレス帳にメール先の氏名・メールアドレスぐらいしか入れていないので楽でしたが、もしライブメールのアドレス帳に住所・電話番号等いろいろな情報を入れている場合は、インポートする際の項目のマッチングが少し大変かもしれません。)
以上で完了です。このように書くと順調に移転が完了したように見えますが、実は、(3)のThunderbirdでのアカウント設定で当初エラーに見舞われてしまいました。ただ、ネット検索すると、対処法がわかりました。(特に参考になったのはこちらのサイトです。)いろいろThunderbirdの使い方・機能について調べながら、また休憩しながらやったのですが、トータルで数時間かけてしまったかもしれません。
4.Thunderbirdを使ってみて
とにかく軽いです。受信も早いし、検索も早く、ソフトの操作自体が軽い感じです。また、メールを開くと、そのメールの内容がタブで開くので、複数のメールを開けて管理しやすくなります。
(Firefox と同じところが開発していたというだけあり、メールを開くのが、Firefoxでウエブサイトを開くのと似ている感じです。)
サンダーバードは、使用を公開しているオープンソース、アドオンなどの機能拡張が多く存在し、使いこなせれば仕事の効率化にもつなげられるソフトかもしれません。メールソフトもただ受信するだけでなく、仕事の効率化の道具として活用出来ればいいですね。こちらのサイトなども参考に少しずつ勉強していきたいと思いますし、また気づいたことがあればブログに書いてみたいと思います。
今西 学
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