みなさん。こんにちは。now3のアドレスでブログを更新している大東市の税理士・社労士の今西 学です。
少し前に「嫌われる勇気」という本がブームになりました。私は天の邪鬼なところがあり、読んでいないのですが。でも、人に悪口を言われるのは、個人事業として自分の主張を出して仕事をする以上、ある程度は覚悟しないといけないと思っています。
また、逆にそう覚悟したときに、自分は悪口・陰口はなるべく言わないようにしないとと思うようになりました。よって、誰かの悪口・陰口を言って盛り上がる場にはなるべく行かないようにしています。
1.陰口・悪口を言われることも多少は覚悟しています。
自営業をしている以上、世間であまり悪い評判がたたないように努力しないといけない。これはある意味正しいです。
しかし、私どもの税理士という商売は、法律上認められない処理であることをお客様に伝えたりせねばならないこともあります。また、適正な税金は納めていただく必要があるので、いい加減な処理をしようとされているときには厳しいことを言わないといけないこともあります。税理士資格に与えられた宿命と言えましょう。
よって、いつもお客様の言うがままのサービスを提供出来るものではありません。信頼関係を完全に築けていない時には、お客様にとっては不満を感じることもあるのではと思います。
また、相性の問題もあります。一生懸命やってもお客様に伝わらないこともあり、解約の申出をうけることもあります。その場合は、円滑に引き継げるよう処理をしますが、引き留めることはしていません。どうしても譲れない考え方がお互いあれば、違う道をいくのが自然だと思っているからです。
そんなこともあり、今までも顧問契約を解約した方から、いろいろな批判、悪口を言われることもあったようです。あったようだというのは、陰口なので、私に届くのは又聞きだったからです。
非常に嫌なものですが、言論の自由がある以上、ある程度は陰口を言われるのも仕方ないことだと思います。ただ、あまりにも中傷がひどい批判が聞こえてきたときは、感情が乱れました。
またもし陰口ではなく公然と根拠のない話を広めようとされているときは、名誉毀損として対応すべきであると、腹をくくっています。
でも、そんなことするのは面倒だし、多少の陰口は聞き流すことが必要ですよね。自分が一回り大きい人間にならないといけないと考えています。
2.経営している限りは自己責任という意識も持たないといけないと考えています
私も、聖人君子ではないので、人に対して好き嫌いがあります。むしろ激しい方かもしれません。(20代の若い頃と比べたらだいぶなくなりましたが。)
でも、小さい事務所ですが、私は経営者です。よって相手に非があることであっても、その起きた出来事ことに対して自分にも多少の責任はあるのではと考えるようにしています。それは結果を引き受けるという意味での自己責任です。
例えば、
「この人・この会社とビジネスをすることを選択した自分に調査不足の面があったのではないか?」
「事前にこちらから確認の連絡を入れたらこんなミスは起こらなかったのではないか?」
「事前にこちらももう少し内容について勉強し、大枠のチェックぐらいはかけられるようにしておいた方がよかったかも?」
「もう少し前にクレームを言っておくべきではなかったのか?」
というふうに思い返すことがあります。(少し抽象的ですいません。)
相手が悪いのだからと一方的に怒鳴り散らして怒りをぶつければ、それでスカッとするかもしれません。ただ肝心なのは今後こういった嫌なことが起こらないようにどのように対処するかということだと思うのです。
よって自分にほんの少しでも反省する点があれば、その部分を明確にしておく方がいいのだと考えています。相手のことは100%コントロール出来なくても、自分自身はコントロール出来るからです。
もちろん、ビジネスで相手に舐められたら、ポーズでも怒鳴らないといけない場面はあると思いますので、全面的に怒鳴り散らすことを否定するものではありません。
3.自分では陰口・悪口は言わないようにしようと心がけています
悪口とは、相手方を一方的に非があるもの、どうしようもないものと判断し、それを断罪したい言葉とも言えましょう。でも、2で書いたように、自己責任で経営している経営者が、あまり思うものではないと思います。
ただ、私だって悪口を言いたいと思うことがないと言えば嘘になります。でも「あいつが悪い、だからうまくいかなかった。怒りを感じている。」と言いふらすのは、(伝える人に同じ被害に遭わないようにするため伝えるときを別にして)かっこ悪いなと思います。
また悪口を共有することで、人と人は親密さを深めることがあります。同じ人が憎いから、その人を肴にして酒を飲むと盛り上がることとかあるのではないでしょうか?
私は、もうそういう世界は卒業したと思っています。そういう場にはなるべく近づかないようにし、その時間があれば自分の時間を充実したものになるようしていきたいと考えています。人間関係は狭まり、仕事にもマイナスかもしれませんが、それは承知のうえです。
さて話は最初の1に戻りますが、こういうふうに思えば、自分が陰口を言われても耐えることが出来ます。自分の方が、私の陰口を言って盛り上がっている人と比べて視点が一段高いと思うことで、自分の陰口も乗り越えられる気がするのです。
うーん。このように思う自分は打算的かな。
でも、人の陰口を言うのではなく、
・気になることがあれば、率直に関係を変えるために話し合う努力をする
あるいは
・つきあう人を選ぶ自由が多少与えられている自由業ゆえ、その人からそっと離れる
かして、人の悪口に関わることなく生きていきたい。それが「自分の悪口・陰口」も乗り越える私なりの経営者としての生き方だと思っています。
今西 学
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