アルバイトでも一生懸命接客の仕事をする人をみると、気持ちいいですし、応援したくなります。

みなさん。こんにちは。now3のアドレスでブログを更新している大東市の税理士・社労士の今西 学です。

現在スポーツジムに通っているのですが、そのスタッフには、正社員ではないアルバイトの大学生も多くいるようです。

スポーツジムの運動エリアにいるアルバイトは、運動している人にトラブルが発生しないのかを監視したり、困っている人に声をかけるのが主な仕事です。

専門業ではありますが、それほど専門性が高いわけではないので、一種の接客業といえるでしょう。。そんな人達を見ていると、自分の学生時代を踏まえたりしながら、いろいろ思うことがあります。

何人かいる大学生のアルバイトを見ていると、アルバイトでも仕事に前向きに取り組んでいる人と、お金をもらえたらそれでいいんだというふうに見える人がいます。

前向きに取り組んでいる人は、積極的に我々にもあいさつをし、もしジムの使い方に困っていそうな人がいたら積極的に声をかけるという対応をしています。(あまり特定の人とだけ長時間話すのは、それはそれで問題あるのでしょうが)

一方で、さすがに最初に現れたときの挨拶は形式的にみんなにして回るけれども、それ以上の挨拶をすることはなく、時間が過ぎるまでうろうろしているだけの人もいます。
(正確にいうと、個人的にはそう見えると言うことですが。またただ単に割り切って仕事をしているというのではなく、まだ若いので人見知り的なところからそういう態度をとっているだけなのかもしれません。)

大学在学中の長くて3~4年前後のアルバイトです。頑張って働いても、出世することもないでしょうし、頑張れば時給が大きくあがるというものでもないでしょう。となると、適当に仕事をして、お給料をもらうのが合理的でしょう。

しかし、やはり数あるアルバイトの中で、せっかく人と関わる接客業を選んだのなら、一生懸命積極的に明るく振る舞うよう頑張ればいいのになと思ってしまいます。

人並み以上に頑張ってアルバイトするメリットはなくても、やはり頑張れば将来の自分の今後の人生に役立つかも?と年齢を重ねた者としては思いたいところです。

また、ビジネス上の関係ではありますが、生身の人と人が接触する場面なので、笑顔の対応は、サービスをうける側を気持ちよくさせます。大げさかもしれませんが、そういったことの積み重ねで世の中楽しくなっていくと思っています。

私の学生時代を思い返すと、約3年半、定食屋でアルバイトしていました。当時は、働くということは大変なことで、必死で頑張って初めて給料はいただけるものと思っていたものです。

時給は高くないバイトでしたが、(個人のお店で、マクドナルドではありませんが)スマイルを振りまくことも仕事の中に含まれていると思っていました。

逆に、お客さんからレジでお金を丁寧に出していただいたり、「ごちそうさま」と言ってくれるとうれしかったし、そういう対応をしていただくためにもこちらも丁寧な対応をしないとと思っていました。

(そういえば、海外旅行のとき、チップという制度がややこしくてい嫌だなと思っていたのですが、考えてみると、丁寧な応対してくれた店員へ感謝の気持ちを示すというのは、ある種合理的な気もします。)

そういえば、定食屋のバイト以外にも、冬休みに、(今では時代が変わり、なくなってしまった仕事ですが)、正月用のカメラフィルムを販売する終日立ち仕事のバイトをしたことがあります。

フィルムを販売しているコダック社から、あちこちのカメラ屋さんにアルバイトが派遣され、声かけして、お客さんを引き寄せ、フィルムを見てもらい、お正月に撮影するカラーフィルムを買ってもらうというバイトでした。

私が派遣されたのは奈良のある店で、二日間、一生懸命声出しして客寄せして、フィルム販売に取り組みました。そしたらたまたまそこの店長さんにすごく気にいってもらいました。

そしてアルバイトの最終日が終わったとき、食事に連れて行ってもらい、「本当によく頑張ってくれた。何かあったらいつでも頼ってきて」と言ってもらったことがありました。

その方とは残念ながらそれっきりの縁になってしまいましたが、笑顔で声を張り上げて頑張ってよかったなと思った思い出があります。その時は、世の中というのは、頑張れば見ていてくれる人がいるもんだなと思ったものでした。

その後、社会人になってからは、世の中頑張っても誰もみてくれていないと思ったこともありますし、またその頑張って取り組んだアルバイトが自分のその後の人生に役立ったということはないかもしれません。

また現代では働き方改革などで、会社に使われてはいけないという考え方が広まり、仕事はそれほど必死で頑張るものではないという考えもあるでしょう。

そうであれば、アルバイトも出来るだけ、必要最小限のことをこなし、時間がくればすぐ帰るという方が時代にあった健全な考え方なのかもしれません。

でも一期一会という言葉があります。アルバイトなので、大きな責任を任されることはないかもしれません。

しかし、人と人との関わり合いの中では、その一言がすごく嬉しかったり、逆にすごく嫌な思いをしたりして、それが極端に言えば、人によっては一生の思い出になることさえありうるものです。(少し大げさかもしれまえせんが)

そんなふうに考える自分は、学生のアルバイトであっても一生懸命頑張っている人をみると、昔の自分に重ね合わせるところもあり、応援したくなりますし、嬉しくなります。

ただ残念ながら、自分の性格上、かなり年下の人に、「頑張っているね」と気軽に声をかけられるタイプではないので、伝えることは出来ていないのですが。

いやいや、こんなこと思うこと自体、学生アルバイトからみたら嫌なお客さんかもしれませんね。

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今西 学

今西 学

大阪の大東市(最寄駅:JR学研都市線の住道駅)で税理士事務所を開業中。(ホームページはこちら) このブログでは、税金・年金・お金の運用など日々の業務で気づいたことや、幼少の頃身体が弱かったことから常に健康で生きていきたいという思いで日々取りくんでいること等を記事にしています。 詳しくはこちら